2023年7月20日
先日は千代田区にある紀尾井町サロンホールで撮影しました。初めての会場です。
最寄り駅は有楽町線の麹町をはじめ、複数の地下鉄駅が利用できます。
サロンが入居するビルの前面には、関係者用の駐車スペースがあります。発表会のスタッフとして、私はそちらに車を停めさせて頂きました。
室内に入ると教室ほどの広さに椅子が整然と並んでいます。最大で80席用意できるそうです。
客席後方からでは観客の姿が映りこんでしまうので、最前列の椅子に座って撮影する事にしました。そのままの位置ではピアノが近い為、客席を少し減らして全体的に後方へ下げる事にしました。
サロンの撮影では椅子の配置をアレンジする事から始めるので、一般的なホールより手間がかかります。場内がフラットなので客席から鍵盤が見えない事が多く、カメラマンとしては負担のかかる会場が少なくありません。
紀尾井町サロンホールの舞台は客席から30㎝ほど高い段差があり、その上にはスタインウェイのD-274が鎮座しております。ピアノの長さが274㎝あります。演奏者が座ると横幅の余裕は多く有りません。ステージいっぱいにピアノと演奏者が広がる感じです。
演奏を聴く環境としては、舞台と客席が近いサロンは独特の空間であり魅力的でもあります。スペースが狭い分、音響効果のこだわりも反映されやすい様です。
今回は出演者20名ほどの発表会でしたが、1部と2部に分かれて入れ替えをしました。それでも客席は大分埋まり、場内は混雑した印象でした。
紀尾井町サロンホールは都心の一等地にあり、各方面からのアクセスも良好です。室内のインテリアも上品で、閑静な立地とマッチしております。少人数向けピアノ発表会の会場として、イメージにぴったりのサロンだと思いました。