豊洲シビックセンターホール

江東区・豊洲シビックセンターホールで出張撮影

江東区・豊洲シビックセンターホール|交映舎

先日は江東区にある豊洲シビックセンターホールで撮影しました。初めての会場です。

新交通ゆりかもめの終着駅、豊洲駅に直結して豊洲シビックセンターと云う12階建てのビルが建っています。周囲は30階以上の高層ビルやタワーマンションが林立しているので、ビル街の一角に溶け込むように佇んでいます。

豊洲シビックセンターは江東区の施設です。区役所の出張所として機能しており、住民票や戸籍の手続き等を行っています。4階から8階は豊洲文化センター、9階から11階は豊洲図書館が入居しております。

豊洲文化センターの5階にあるのが豊洲シビックセンターホールです。文化センターとシビックセンターの区分がよく分からず、最初は別々の建物があるのかと勘違いしていました。

ガラス張りのロビーからは周囲の街並みがよく見渡せました。豊洲と聞いても埋立地のイメージしかなかったのですが、駅周辺は人通りが多くて活気がありました。

客席内の特筆すべき点は、ステージの背景もガラス張りな事です。演奏者の後ろに外の景色が広がります。日中は陽光を受けながら、夕方からは夜景を背にして演奏に興じられます。

夜景効果を取り入れた演奏会・コンサート会場として、音楽家の間でも知られているそうです。

ただし、写真を撮る上で外光の存在は厄介です。時間の経過と共に露出が変わっていきます。夜になれば室内の照明がガラスに反射して、場内の様子が写真に写り込んでしまいます。

木目状パネルの用意もあり、希望すればガラスを塞いで一般のホールに近い背景に変更する事も出来ます。今回の発表会は夕方から開催の為、ガラス張りだと背景は夜空で暗くなりがちです。ガラスの写り込みも懸念されます。

人間の視覚は明暗を自動調節して、なるべく均等に対象を見ようとする能力があります。しかし、カメラは明るい部分に露出を合わせると、暗い部分は肉眼以上に暗く記録されます。

打合せ時に先生とも相談して、ガラス張りをやめてパネルを使用した背景を選択する事にしました。画像処理の段階でも人物と背景の明るさを調整しましたので、自然な雰囲気のプリントに仕上がりました。

今回、深川方面から何度も橋を渡って会場入りしました。運転しながら驚いた事は、臨海地域にある高層ビルの多さです。大半はタワーマンションなので、居住人口も多いと思います。

埋立地と云うと、昔は工場が多くて寒々としたイメージでしたが、豊洲周辺には明るい最先端の街並が広がっていました。

error: