旭公会堂

旭公会堂

横浜市の旭公会堂へピアノ発表会の出張撮影に行きました。

横浜市の旭公会堂で出張撮影

先日は横浜市旭区にある旭公会堂で撮影しました。初めての会場です。

 

旭区役所の庁舎と一体です。4階に旭公会堂はあります。横浜市の公共ホールは、区役所と建物を共有しているケースが多いようです。ホールの名前も公会堂に統一されています。

 

日比谷公会堂・中之島公会堂・豊橋市公会堂・函館区公会堂など、公会堂と名の付く施設は歴史が古く名建築で知られるものも少なくありません。旭公会堂(区役所)は50年以上前に建てられた古いビルですが、昨今の建築物よりもコンクリートの使用量が多くて安定感がありました。

 

フラットな一階席はジョイント式の可動椅子です。二階席へ続く客席は階段状に配列されており、しっかりコンクリートで固められています。新しいホールは壁面収納の座席が多く、客席を移動する度に振動が伝わってきます。上辺は綺麗でも華奢です。昔の建築物の方が、贅沢な作りに感じる事が度々あります。

 

撮影場所は二階席を使用しました。客席でいえば17列目ですが、通路がゆったりと確保されているのでステージまで距離がありました。望遠レンズでかなり寄らないと、演奏者のアップ写真は撮れません。

 

最大収容は471席なので中ホールです。しかし、広々とした空間は大ホールに準じていると思います。新しく作られるホールや劇場は、他の商業施設の一部として設計される事が多い為、かえってコンパクトになりがちです。設備は新しくても客席が窮屈だったり、客席からステージが見づらかったり、出入り口の導線が悪いなどの批評を聞きます。

 

半世紀前は現在ほど公共ホールが多くありませんでしたが、文化や芸術に対してもっと余裕を持って接していたのかもしれません。経済効果や生産性と云う言葉が出回る様になってから、社会に余裕が無くなり世知辛くなってしまいました。

 

旭公会堂は築年数が経ち、内装に修繕が必要な個所もあります。古さは否めませんが、地元の人達に長く親しまれてきました。その昔、市民や文化と云う言葉が大切にされていた時代を思い出させる懐かしい会場でした。