舞台写真の交映舎|ピアノ発表会の出張カメラマン

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「 2024年 」の検索結果
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    旭公会堂
    横浜市の旭公会堂で出張撮影先日は横浜市旭区にある旭公会堂で撮影しました。初めての会場です。旭区役所の庁舎と一体です。4階に旭公会堂はあります。横浜市の公共ホールは、区役所と建物を共有しているケースが多いようです。ホールの名前も公会堂に統一されています。日比谷公会堂・中之島公会堂・豊橋市公会堂・函館区公会堂など、公会堂と名の付く施設は歴史が古く名建築で知られるものも少なくありません。旭公会堂(区役所)は50年以上前に建てられた古いビルですが、昨今の建築物よりもコンクリートの使用量が多くて安定感がありました。フラットな一階席はジョイント式の可動椅子です。二階席へ続く客席は階段状に配列されており、しっかりコンクリートで固められています。新しいホールは壁面収納の座席が多く、客席を移動する度に振動が伝わってきます。上辺は綺麗でも華奢です。昔の建築物の方が、贅沢な作りに感じる事が度々あります。撮影場所は二階席を使用しました。客席でいえば17列目ですが、通路がゆったりと確保されているのでステージまで距離がありました。望遠レンズでかなり寄らないと、演奏者のアップ写真は撮れません。最大収容は471席なので中ホールです。しかし、広々とした空間は大ホールに準じていると思います。新しく作られるホールや劇場は、他の商業施設の一部として設計される事が多い為、かえってコンパクトになりがちです。設備は新しくても客席が窮屈だったり、客席からステージが見づらかったり、出入り口の導線が悪いなどの批評を聞きます。半世紀前は現在ほど公共ホールが多くありませんでしたが、文化や芸術に対してもっと余裕を持って接していたのかもしれません。経済効果や生産性と云う言葉が出回る様になってから、社会に余裕が無くなり世知辛くなってしまいました。旭公会堂は築年数が経ち、内装に修繕が必要な個所もあります。古さは否めませんが、地元の人達に長く親しまれてきました。その昔、市民や文化と云う言葉が大切にされていた時代を思い出させる懐かしい会場でした。
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    成美教育文化会館
    東久留米市の成美教育文化会館で出張撮影先日は東久留米市にある成美教育文化会館、成美グリーンホールで撮影しました。初めての会場です。西武池袋線の線路沿いにあります。沿線在住の方であれば、通勤・通学の折に目にする機会が多い建物だと思います。すぐ近くを黒目川が流れていて、氷川台と云う緩やかな傾斜地が続いています。現在は周囲に住宅街が広がっておりますが、昔は自然豊かでのんびりとした環境だったのでしょう。かつては学校の農場として使われていたそうです。成美教育文化会館は東久留米市立の施設ではありません。豊島修練会という財団法人による設立であり、元々は豊島師範学校(東京学芸大学の前身)に由来します。黒目川を挟んで向かい側には、現在も東京学芸大学の付属校が立地しております。建物に入るとすぐに明るいロビーが見えます。5階建てのビルですが、ロビーは上階まで吹き抜けになっております。ガラス張りの窓からは十分な採光があり、実際よりも広々とした空間を演出していました。ホール内は一階部分に収納式の客席が200ほど有り、二階席にも固定席が二列設置されています。今回は二階席を撮影スペースとして使用しました。ホール内の片面はガラス窓になっていますが、外光の影響で露出が変わる為、発表会の開催中はシャッターを閉めてもらいました。20名未満の小規模発表会でしたので、客席は充分余裕があります。休憩時間には建物を出て、敷地内にある木のテーブルで寛いでいる参加者もいました。東久留米駅からは線路沿いにまっすぐ歩き、5分もかからずに着きます。なかなか人気の会場らしく、年間を通して開催イベントが絶えません。クラシック系の発表会やコンサートの他、バンドのライブ、演劇や漫才など多岐に渡ります。客席を収納したフラットな会場にリングを設置して、プロレスまで開催されるそうです。実はこの日の発表会の翌日も撮影が入っており、会場は同じ成美グリーンホールでした。教室の先生同士は面識がなく、全くの偶然です。二日連続で同じ会場ですと、やはり二日目の撮影は幾分リラックスして臨めました。
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    横浜人形の家 あかいくつ劇場
    横浜人形の家 あかいくつ劇場で出張撮影先日は横浜市中区にある横浜人形の家 あかいくつ劇場で撮影しました。初めての会場です。横浜を代表する観光施設の一つです。横浜の顔とも云える山下公園通りにあります。建物の2階と3階が人形の展示室で、あかいくつ劇場は4階です。エレベーターを出て劇場のホワイエを通ると、大きな窓から港町ヨコハマの景色が楽しめます。山下公園の樹々の向こうに氷川丸が停泊して、更に先にはみなとみらいの高層ビル群が見えます。視線を変えればマリンタワーが間近に聳え立っています。劇場内に入れば視界は一面赤に染まります。客席も壁も赤色に統一されたあかいくつ劇場です。元々は人形劇の上演に対応する為に設置された施設ですが、貸館としてピアノ発表会にもよく利用されているそうです。客席は150未満とコンパクトですが、舞台設備は一通り揃っています。全体的に小振りな設計であり、市民会館のホールを縮小させたような空間でした。あかいくつ劇場の魅力は何といってもロケーションの素晴らしさだと思います。発表会の前後にも、楽しく時間を過ごせる場所が近くに沢山あります。発表会は家族の思い出作りの場でもあります。あかいくつ劇場で発表会を経験した生徒さんは、多分ずっと記憶に残るのではないでしょうか。
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    さいたま市産業文化センター
    さいたま市産業文化センターで出張撮影先日はさいたま市中央区にあるさいたま市産業文化センターで撮影しました。初めての会場です。最寄り駅は埼京線の与野本町です。旧与野市に所在しており、近くにある中央区役所は与野市役所の建物を引き継いでおります。さいたま市産業文化センターも与野市時代に建てられた公共施設であり、外観や内装に年季を感じます。ホールの他に複数の会議室があり、お稽古事の教室に活用されています。産業を名乗る通り、商工会や経営支援の相談窓口も入居しているそうです。ちなみにさいたま市文化センターは南浦和にある別のホールです。身近なコミュニティセンターとして地域の風景に馴染んでいますが、特異なことに建物一階には交番があります。今まで数多くの文化施設を訪ねましたが、交番と一体になっているホールは初めてでした。客席は300席あります。座面が固定されたえんじ色のソファー席です。場内は緩やかなスロープ状になっていますが、天井はあまり高くありません。その為、舞台がやたらと横長に見えます。昔、パノラマ写真が流行った時期がありますが、その比率に似ています。出演者12名でソロ演奏のみでしたので、発表会は1時間もかからずに終了しました。全員のソロ演奏が終わると、最後の曲目にリレー連弾がありました。皆でピアノを囲むように並び、練習のようなリラックスした雰囲気で楽しそうに弾いていました。リレー連弾が終わると、出演者全員が手をつないで横一列に並びました。フィナーレの挨拶です。緊張する様子もなく、皆が笑顔で客席からの声援に応えています。先生と生徒同士、また保護者との距離が近く、アットホームな雰囲気が伝わってきます。少人数で短い公演時間でも、とても盛り上がった発表会でした。
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